底辺帰国子女は大学に入りたい

海外で数年を過ごしても英語はからっきし、でも大学には行きたい!そんな浪人帰国子女が頑張るブログです。

大学進学

やる気のある内にもう一つ投稿。

私が現地の大学進学に進まなかった理由をご説明。

 

海外の大学

 

私は数ヶ月前まで英語圏の国に数年間住んでいました。そのためよく「ペラペラなんだね!」っと言われますがそんなことはありません。残念ながら、英語はまっっったく上達していません。残念。しかし、これが現実、仕方がないのです。さらに悲しいことに日本語もかなり危うい学力となっています。どっちの言語も中途半端になってしまうという悲惨な高校留学でした。

そして、そんな私でもなんとか現地の学校をギリギリ卒業し晴れて私も、大学に入れることになりました。夢にまで見たJDへの昇格、憧れの華のキャンパスライフ。しかし、大問題が。

 

「うわっ...大学の学費、高すぎ...?」

 

そう、大学の学費がそれはそれはものすっっっっっっっっごく高かったのです。もちろんどの大学、学部に進学するかにもよりますが、私の行きたかった学部では今までの一年間の留学費を上回る金額でした。

たとえばハーバード大学の年間の費用(学費+寮・食費)は67,580ドル(2018年度)、同じくイェール大学の年間費用は、69,430ドルです。じつに700万円もするのです。

アメリカ留学の費用まとめ | アメリカ留学なら栄 陽子留学研究所

 

これには訳がありまして、私の住んでいた国では学生ビザ、つまり国際留学生として入学する場合、現地の子どもや永住権をお持ちの方の何十倍もの学費を払わないと行けないのです。これは世界各国の大学が運営のお金を得る手段としてよく使われています。最近では日本でも、たくさんの留学生を受け入れて問題になっているようです。

 

www3.nhk.or.jp

 

しかしそんな現実を目の当たりにしても、大学のオープンキャンパスに行き魅力を感じてしまった私は海外の大学に行きたいと思い、最後の希望「奨学金」について調べます。

が、その希望も無残にも打ち砕かれてしまったのです。というのも、よほど成績が良くない限り

「国際留学生は奨学金が受け取れない」

のです。当たり前ですがいくら探しても私の底辺学力にお金を貸してくださる機関も、企業もありませんでした。これほど自分の頭の悪さに怒りと悲しみを覚えたことはありません。頑張ってもっと勉強しなかった私が悪いのです。結局は自業自得なのです。

 

忘れては行けない、私は底辺

大学の学費が高い現実を受け入れて、やっと重い腰を上げ将来について考えるのかと思いきや、残念なことにここで底辺の力を発揮します。私は「まあ、なんとかなるやろ」と物事を楽観視していました。現に、今まで親がなんとかしてくれたからです。何というクズ、自分でもその時のことを思い出してはっきり言えます。とんだアホです。

 

さてこんな思考がどう変わったかというと、とある友人のおかげでした。ズルズルと毎日を淡々と過ごしていく中で、この考えを根底から覆す友人が現れたのです。

 

ある日、学校の友人とバスで大学について話していたときでした。私は不意に、その人が永住権を持っていることを思い出し、少々嫌味っぽく学費のことについて話し始めました。

「いいよね学費が安くて羨ましい。留学生は学費が高くてさあ。〇〇は親が出してくれるんでしょ?」

「留学生は大変だよね…。いや私は、自分で学生ローン組んで自分で出すんだ。」

 

「自分で学生ローン組んで自分で出す」

 

この友人の言葉に私は自分が恥ずかしくなりました。学費=親が出すという方式が当たり前だと思っている私がいかに愚かか思い知りました。それと同時に、友達が大人びていてかっこいいと思いました。

 

そしてこの出来事がきっかけで、自分でも学費が(半分でも)払える and 奨学金が借りれる日本に進学することに決めたのです。(日本の大学についてはまた今度。)

 

2019/04/24

 

ナカムラ